「ドイツに行くとハムがおいしいのは、添加物がすくないから」と言われます。
この「低添加」が、大正時代にドイツ人から製法を伝授された大多摩ハムの特徴です。
たとえば、丸めて折りまげてもプリプリと弾力があり、裂けることが出来ないハム。たしかにこれは、肉本来の自然な姿ではありません。すべて必要以上の添加物や、牛乳、卵、植物からつくった異種たんぱくによるものです。
化学の力にたよらず、自然の力を利用すること、これが伝統製法の基本です。そこで特に重要となってくるのが、お肉の「漬け込み」です。
その漬け込み液は、シナモン、クローブ、ローレルなど、数種類の天然の香辛料を秘伝の配合で布袋にいれ、長時間煮だして作られるという、とても手の込んだもの。
この漬け込み液に、ハムになるためのお肉は漬け込まれます。やがて、自然界のバクテリアの力でお肉のたんぱく質がアミノ酸にかわり、これがうまみのもととなります。この自然界の力を利用する製造方法が、ドイツ式製法の特徴のひとつなのです。
そして熟成のあと、山桜のおがを燃やして、じっくりとスモークをほどこします。
国産豚の良質な脂に、香り豊かなチェリースモークがじっくりとからみ、甘く、そして香ばしく、深見のある味わいが出来上がります。
手軽にたんぱく質をとれる食材として日々のごはんに、そして、大切な方への贈り物としても喜ばれる、自慢のハムをお届けいたします。
上質の国産豚肉を使用したロースハム。ドイツ式の直火式燻製を施した本格派の1品です。大切な方への送りものにもおすすめです。ハムステーキにしても美味しく召し上がれます。