当社は、東京都の地域資源であるブランド豚「TOKYO X」を使用したハム類で、東京都地域特産品の認証を受けた唯一のハムメーカーです。トウキョウXとは バークシャーの「細かい筋繊維」、デュロックの「霜降り」、北京黒豚の「脂肪の旨み」、この全てを兼ね備えた豚を開発できないものかという課題に、東京都が取り組んだのが「X 豚プロジェクト」で誕生した豚のこと。「X」は、美味しい肉質の豚をかけあわせるクロスの意味と、未知の可能性、将来の夢を秘めた豚であることを表現しています。
日本では、現在銘柄豚が250種類以上ありますが、品種としては「LWD」という同じ品種がほとんどで、育育成方法やエサの違いで、様々な銘柄豚にブランド分けされています。しかしTOKYO Xは、東京都農林総合研究センターが、バークシャー、北京黒豚、デュロック種の3品種を5世代にわたって掛け合わせたことによって認定された、新しい品種なのです。
TOKYO Xの特徴は、まず優れた味の良さにありますが、ほかの豚肉の2 倍以上のビタミンB1を含んでいることも大きな特徴です。日本人に不足しがちなビタミンB1を摂取するのに適しているといわれる豚肉ですが、TOKYO Xは与える飼料や飼育環境に細かい決まりがあり、その結果、東京Xの豚肉に含まれるビタミン量が増えたと考えられています。
世界では、近代的な工業畜産から、家畜をストレスのない家畜本来の行動様式に沿った健康的な飼育方法へと、方向転換しつつあります。その中でTOKYO-Xも、動物福祉をめぐる世界状況にはやくから注目し、東京「SaBaQ」という独自の理念のもとに生産されています。
Safety
安全、だから安心です
肥育期間中には飼料に抗生物質を添加せず、ワクチン中心の飼育プログラムに従い、予防的な投薬をしません。豚の健康状態を保ち、病気への感染を防ぐよう努めています。
Biotics
本来の生命力を活かします
指定飼料のトウモロコシは非遺伝子組み換え、かつポストハーベストフリー(収穫後の農薬不使用)のものを採用しています。
Animal welfare
快適な飼育環境で育てます
動物本来の生理機能に沿った飼育管理を行うことで、より健康な豚に育つよう配慮しています。動物福祉先進国のドイツを手本とした開放型の豚舎を推奨し、ゆったりとしたスペースと十分な換気、採光をキープした環境でゆっくり育てています。
Quality
抜群の品質
おいしさのカギとなる筋肉内脂肪交雑率(MIF)は通常の豚よりも高く、さらに脂肪が通常の豚よりも溶けやすく、口の中でとろける食感が得られます。